iPhoneの歴史をたどってみよう

iPhone 3G

多くの日本人にとって初めてのiPhoneとなったのがiPhone 3Gです。こちらはボディのデザインが変更になった点が大きな特徴だと言えるでしょう。初代は側面だけが丸みを帯びていましたがiPhone 3Gは背面にも丸みがつけられており、手にしっかりと馴染むような設計となっています。画面サイズも少し大きく、ディスプレイもそこまで精巧なものではなかったので、今のiPhoneをイメージすると少し拍子抜けしてしまうかもしれません。

しかし、日本のガジェットマニアは一斉にiPhone3Gに飛びつきました。日本では主流だったガラケーとは違うスタイリッシュなデザインや機能性、さらには値段も一番安いモデルで25,000円を切るほどの価格設定だということも受けて、爆発的なヒットを記録しました。また、日本での流行にはSoftBankの懸命な営業も関係していると言われています。当時低迷したSoftBankにとって、iPhoneの存在はまさに起死回生の一撃となったのです。

さらに、AppStoreの存在も見逃せません。当時ガラケーが携帯用のアプリを独占していた状況の中で、AppStoreが開設されたことによってiPhoneの性能がより多く引き出されました。